ご理解とお願い
ご理解いただきたいこと
色のバラツキ
自然素材である天然木の化粧単板や無垢材は、同じ樹種でも一本一本個性があります。木目・色調が異なるものはもちろん、成長過程で生じる節や入り皮なども天然木ならではの個性です。天然素材ならではの特長としてご理解のうえ、その味わい深い魅力をお楽しみください。
床鳴り
床鳴りは、フロアーの継ぎ目部分が擦れて音が発生していることが考えられます。これは、木の特性としての調湿効果が働き伸び縮みが生じることで、ある程度はやむを得ない現象です。商品の性能、使用上特に問題ありません。その他、水をこぼして長時間放置した場合や、水気の多いお手入れをされた場合などでも起こりますので、正しいお手入れ方法をおすすめします。また、ワックスや表面コート材の塗布、下地条件などでも発生する場合があります。
虫食い
一般にフロアーは高温高圧工程を経て製造されるため、製造段階での虫害はありませんが、製品の流通段階や施工後に何らかの理由で虫害が侵入することがあります。万一発見した場合、専用の薬剤を注入するなど、早期対策が必要です。処理専門業者等にご相談ください。
お願いしたいこと
傷つき・凹み・単板はがれ防止
- テーブル、椅子など
- テーブルや椅子などを引きずると、床表面に傷がつきます。家具の足元にフェルトやゴムキャップ等をつけて、保護しましょう。フェルトはスーパーやホームセンターなどで手軽な粘着付きのものが販売されています。
- 重量物
- ピアノや冷蔵庫、移動式バスケットゴール、移動式観覧席等の重量物には、インシュレーター(緩衝材)や敷板を脚部の下に敷いて重量を分散させてください。部分的に荷重がかかると、その部分に凹みが出ることがあります。また移動させる場合は必ず持ち上げた状態で行うか敷板等を敷いてください。
- 重量配膳車
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福祉施設等で冷温式の重量配膳車を使用される場合、耐荷重式の床材を指定してください。(根太張りタイプを使用してください。直張りタイプの場合は、営業担当へお問い合わせください。)
- 一般用床材の場合、割れや剥離(合板タイプの場合)等の破損が発生する場合がありますので、一般用床材にはしようしないでください。
- 重量配膳車のキャスター及び車輪はエアー式かゴム式とし硬化樹脂製は使用しないでください。やむを得ず使用する場合は床表面の凹み・キズ等の悪影響が予測されます。本体荷重が分散し、集中荷重とならない構造としてください。(集中荷重になる際は、緩衝材・敷板等を使用してください。)
- マット・カーペットの固定
- 玄関マットやカーペットのズレ防止に粘着テープ(ガムテープや両面テープ等)の使用は避けてください。はがす時に床表面を傷める原因になります。
- フロアーコーティング剤(厚塗り表面コート剤)
- 厚塗り表面コート剤を使用しないでください。下地スラブの湿気が逃げず、床鳴り・突き上げなどの原因になることがあります。
- 養生テープ
- 養生テープは床専用テープをご使用してください。ご使用後はゆっくりと剥がしてください。急激に剥がすと床材表面が損傷する場合がございます。ガムテープ・両面テープなどの強粘着性のあるテープはご使用にならないでください。長時間貼った状態にしておくと、粘着性が増しますので、ご注意ください。
シミ・変色・ヒビ割れの防止
- 直射日光
- 窓際など直射日光が長時間当たりやすい場所は、変色やヒビ割れが発生しやすくなります。カーテンやブラインドで遮光を心がけましょう。また、観葉植物は時々置く場所を移動させてください。長時間同じ場所に置いた場合、日焼けなどにより変色が発生する場合があります。
- 暖房器具
- 床材は温度変化によって伸縮します。長時間熱にさらすと乾燥のしすぎによるヒビ割れや変形が起きます。温風ヒーター等の熱風が直接当たらないようにカーペットやマットを敷いてください。電気カーペットをご使用の際には、床との間にカーペットを敷いて熱をやわらげてください。
- 高温のもの、薬品など
- 火のついたタバコを落としたり、熱いアイロンややかん等を直接床に置くと、床表面の損傷の原因になります。タバコのヤニはアルコールを染みこませた布で拭き取ってください。また、各種薬品やアルカリ性洗剤、灯油などをこぼすと変色するおそれがありますので、すぐに拭き取ってください。
- 水回り
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木質床材は性質上湿気を嫌います。床材は濡れたままにしておくと、ヒビ割れ、変色、シミ、剥離(合板タイプの場合)の原因となります。濡れた場合はすぐに拭き取ってください。
- 台所・洗面所等の水回り/マットを敷き、保護しましょう。
- 観葉植物等の鉢/水受け用の皿を敷きましょう。
- 窓際・縁側/雨の吹き込みに注意しましょう。
- トイレ/床にこぼれた小水中のアンモニアはシミの原因となります。すぐに拭き取りましょう。
- ペット
- ペットなどの排泄物をそのまま放置すると変色する原因になります。排泄物で汚れた場合は、速やかに固く絞ったぞうきんで拭き取ってください。また、ペットの爪で床表面に傷がつくことがありますので注意しましょう。